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意外と少なかった「月子中心(月子センター)」レポート
「月子(ユエツ)」という文化習慣の存在については、もうさんざん書いてきましたが
(過去記事>日本にも欲しーい! 台湾、産後の習慣「坐月子(ズオ ユエズ)」)
産後の施設「月子中心(月子センター)」に入って二週間が経ったので
この施設について、書き留めておこうと思います。
台湾での妊娠について書いてある日本語のブログはたくさんあって
すごく参考にさせていただいたのですが、
やはりみなさまご出産後はお忙しくなるのでしょうか、
月子中心(月子センター)についての日本語のブログってなかなか見つからなくて
「食事合うかな」「中国語大丈夫かな」と、少しだけ不安でした。
もちろん、産んだ後のことより、分娩についての心配の方が大きかったのですが。
ここを出たら、しばらくブログも書けなくなるかもしれないので
今のうちに頑張ってみます!
ちなみに、私が月子中心(月子センター)を選んだポイントはこの2つ
- 自分で自宅へ荷物を取りに行く必要があったので、家まで歩いて行ける距離にあるところ。
出産した台安病院は歩いては行けない距離だったので、月子中心(月子センター)はありますが選びませんでした。 - いくつか内覧して、自分が「ここなら心地よく過ごせる」と思えたところ
▼内覧についてはこちらの記事もご参照ください。一応、台安病院の月子中心も内覧してます。
日本にも欲しーい! 台湾、産後の習慣「坐月子(ズオ ユエズ)」
私がお世話になった月子中心(月子センター)「藍田產後護理之家」レポート
もちろんサービスの内容や設備は施設ごとに違うようですが、私が入った月子中心(月子センター)の様子をアップしてみます。
新生児室はどんな感じ?
厳しく衛生管理され、隔離された新生児室の中で、看護師さんが三交代・24時間でお世話してくれます。
毎日、体重・体温・母乳やミルクの量・排泄などのチェックを記録してくれて、
おむつ交換はもちろん、沐浴・臍帯の消毒・必要なら薬の投与まですべてやってくれます。
母はホルスタインのように食べて寝て、母乳を作り出すのみ!笑
たとえ母乳が出なくても、粉ミルクを与えてくれます。
ちなみに、最近では母子同室や母乳推進を心がけている月子中心も多いようです。こちらもそうでした。
視力を刺激するだとか言われている絵本も見せておいてくれましたよ。
赤ちゃんのお世話用品はどうするの?
紙おむつやおしりふき、粉ミルクなどの消耗品は、自分で用意することもできますし、
毎日100元(たぶん)で、施設で使っているものを購入して使うこともできます。
赤ちゃんに会いたい時は?
新生児室の目の前がリビングになっていて、そこは家族や来客も入ることができます。
(ただ、12歳以下の子供や、熱のある方はNGでした。)
赤ちゃんが寝ている様子やミルクを飲んでいる様子を見ることができます。
↓ガラス越しに赤ちゃんの様子が見られます
小児科医による定期検診が無料で受けられます
週に3回、提携している小児科医が定期検診に来てくれて、
看護師さんたちの記録を見たり、反射などのチェックをしてくれました。
しかもこのお医者様がたまたま日本語の出来る方だったので、中国語が話せない私はとても助かりました。
私の母乳不足で赤ちゃんの体重が増えず、黄疸が出てしまっていたのですが、お医者様の健診で黄疸だと診断してもらったのです。
「よく眠ってるな、おとなしいな」と思っていたら、それは黄疸で体力がなくなっていたからだったようで・・・。
ひとりで家でお世話していたら、絶対に気付きませんでした!涙
黄疸値の検査も、タクシーで病院まで行こうと思っていたのですが、この月子中心(月子センター)にいながら1回300元でできるということで、すごく助かりました。
無料の母親教室も!
母乳育児や、沐浴、産後のマッサージなどを教えてもらえます。
施設によっては、ヨガなどもあるとか!
ママの部屋はどうなっている?
あれ?私写真撮ってないですね?すみません。
完全個室で、価格によって3タイプありました。
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ふかふかのベッド、テレビ、インターネット環境、冷蔵庫、シャワー・トイレなど、ホテル並みの設備が揃っています。
搾乳機や授乳用枕、ほ乳瓶、消毒器も貸してもらえます。
ダンナさんや家族は24時間出入りできて、宿泊も可能です。
お部屋のクリーニングは?
2日に一度は掃除が入り、10日ごとに消毒してもらえます。その間は赤ちゃんを見に行ったりして過ごします。
ありがたかったのが、
台湾では珍しい暖房(ふつう冷房のみ)と、お手洗いのウォシュレット(産褥期には助かる!)。
洗濯物は?
授乳できるようにデザインされたルームウェアが常に3着提供され、毎日洗濯してもらえます。
それ以外のものは自分で手洗いなのですが、脱水&乾燥機もあります。
(ちなみに、みんなが月子をするのは寝たきり生活で療養することを目的としているためなので、
普通は他の洗濯物ってほとんど出ないみたいです。
私はしょっちゅう自宅に帰ったり人に会いに行ったり外出していたので「月子の意味がないー!」とかなり驚かれました。)
共有スペースは?
共有スペース。水道と、ほ乳瓶の消毒器、電子レンジ、台湾ならではの電気鍋などが置いてあります。
食事は日本人の口に合う?
「一日3食 + おやつ + 夜食」の、全5食、すべて月子食が提供されます。
私はとっても美味しくいただきました。
身体の毒素を出す時期とか、子宮を収縮させる時期とか、産後の身体の回復に合わせてメニューや使われる食材が変わっていくのが月子食。
「おっぱいを作るぞ!」的に、炭水化物が多め。肉、青野菜、白身魚、スープ、果物のセットが定番です。
決まった時間に持ってきてもらえるんですが、食べる時間は自由。授乳や来客など、都合に合わせて食べられます。
食べ終わったら、外に出しておけば下げてもらえます。
食事の内容は施設によってかなり違うと思います。
台安病院のように素食(ベジタリアン食)のところもありますが、私は肉もほしい派。笑
薬膳たっぷりの料理は本当に身体に優しくて、身体を温める食材ばかりでした。
スープの底に沈むのは、コラーゲンたっぷりの豚足!
美肌にいいとされる白キクラゲも、こんなにたっぷり!
お菓子屋さんからのサンプルなんかも、どしどしもらえます。
気になる来客システムは?
決められた面会時間内に、お客さまも面会できます。
このルールは本当に施設によって違いますが、うちの施設のルールはこちら。
- 新生児室でガラス越しに赤ちゃんと対面できます。5分間とか書いてあるのですが、過ぎても特に何も言われません
来客用リビング
月子中心、予約はお早めに!(人気のある施設は特に)
先輩ママから「産婦人科で予定日が分かった時点で予約しておいた方がいいよ!」と教わったので、約半年前に予約を入れました。
しかも、2012年は辰年でおめでたい年とされていて出産率がぐぐっと上がるため、半年前でもいっぱいになっていた模様。
辰年生まれさんは、生まれた時から何かと競争率が高いんですね。息子よたくましく生きていくんだよ・・・。
私がお世話になった月子中心「藍田產後護理之家(大安館)」
住所:台北市中正區新生南路一段170巷13號(大安館)
電話番号:02-3322-5000
公式サイト:lantan101.com/
※系列の月子中心が南京三民、天母、台中、宜蘭、花蓮にもあります。
※こちらは「藍田精緻月子餐」という月子食の宅配サービスも行っているので、試食サービスもあります。
施設で出される食事はこれと同じものです。
長期間食べるものなので、試食されるのが良いかもしれません。
閑話休題:おくるみの巻き方に感動
病院でも、月子中心でも感動したのですが、このおくるみの巻き方がすごいんです〜!
むのむしみたい!
最初はびっくりしたのですが、これをするとすごく安心するみたいでピタリと泣き止みます。
まだまだ私は下手なのですが、看護師さんたちはパパパっと「いっちょあがり!」みたいに仕上げます。
ちなみに、最近先輩ママからいただいた本、
赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ [単行本]
ハーヴェイ・カープ (著), 土屋 京子 (翻訳)
こちらにも、赤ちゃんがピタリ泣きやむ 第一のスイッチとしてこのおくるみ法が紹介されていました。
マスターしたいな〜。
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